第三回ゲスト 柿本千種
「さぁ、今回も始まりました、並盛放送ですよ。メインパーソナリティーのです
今回のゲストはなんと、黒曜中の柿本千種くんです!!!
いやぁ、千種くんとなら安心してできそうなんで、いつもよりテンション高いですよ」
「クフフ、輪廻の果てより舞い戻ってきました六道骸です」
「え、ちょ、まってー!!な、な、なんで骸さんがいるんですか?!
今日のゲストは台本では千種くんだけなんですけど!!」
台本を急いで確かめる
そこには確かにゲスト、柿本千種とし書かれていない
「いやぁ、千種が面倒くさいといったので仕方なく来たんですよ。ねぇ、千種?」
千種に同意を求める骸。その顔は笑顔に満ちている
しかし、聞かれた千種は青い顔で骸と視線を合わせようとしない
「(一言も言ってないけど)・・・・はい、骸様」
「いやいや、嘘だろ、嘘?!」
「クハハ、僕が嘘をつくとおもっているんですか?」
「思っているに決まってるじゃないですかー!!」
そういうことで骸さん、強制退場★
ドアの向こうから卑しそうにこちらを覗きこんで来ているぞ!!
「(見ちゃ駄目だよ、自分)・・・・さぁて、今日のゲストは千種くんなんですが、実はあんまり質問きてないんだよね」
「じゃあ、なんで呼ばれたの。正直、めんどいんだけど」
「うんうん。私もその気持ち分かるよ。だけど、出演希望は多かったんだよ。
あはは、私と千種くんで苦労話で盛り上がって欲しいんだってさ。
ハッ、まったく迷惑な話だね!!」
「確かに」
「あ、でも質問が来てない事もないんだよ。はい、まずはじゃあ恒例の質問コーナーに言ってみたいと思います」
「(・・・・今日の夕飯何にしよう)」
「あ、ちょっと、千種くん、面倒くさくても一応、ラジオの方に集中してくれないかな?
そうしないと私がリボーンに殺さ・・・カチャッ
なんてことはないけどさ!!うん、えっと、『ズバリ、千種君はヒロインと一日何回くらいメールしてるんですか?』だそうです!」
「メールはあんまりしない」
「そうだね、あんまりしないよね。何ていうかさ、メールじゃ語りきれないぐらい苦労してるんだよね」
「(ちらっとドアの向こうに見える骸を見る)・・・うん」
「だから、買い物の帰りとか公園で話したりは結構あるね」
ドンドンッ
放送室のドアを激しく叩く骸
『千種!!僕はそんなの初耳ですよ?!どういうことなんですか、説明しなさい!!
早くここをあけるんですよ!!』
「かしこまりました、骸様」
「いやいや、千種くん!!開けちゃ駄目だから!!」
「だけどどんなにめんどくさくても骸様の命令だし」
「本音でてんじゃん!!だけど、命令でも絶対駄目!!
私はさっさと終わらせて帰りたいんだから、千種くんもそうでしょ?!」
「え、あ、うん」
「だったら、骸さんがいたら終わるものも終わらないよ!!」
「まぁ、それはどうだけど」
『千種ー?!』
「(無視無視・・・!!)いやさ、本当なんでこんなにツッコミ担当って少ないんだろうね」
「(頷く)」
「今のところ、私に千種くんに、ツナでしょ?あきらかにボケの方が多いじゃん」
「骸様はボケって感じはしないけど」
「あー、骸さんは特別だよ。もう我が道を行き過ぎちゃったって感じ」
「あぁ(納得)」
「雲雀さんもそんな感じだよね」
「骸様よりはまともなんじゃない?」
「あれ、千種くん?しれっと酷い事言っちゃってるよ」
「・・・・・今日の晩御飯何にしようかな」
「わざとらしすぎですから。まぁ、やっぱり美形にまともな人は少ないんだよ」
「そんなことないですよ。僕は美形ですが、まともです」
「あはは、骸さん。何言ってるんですか!!・・・・・って、あれ、今骸さんの声がしたような」
前を向けば千種くんはさっと目をそらす
出てくる冷や汗を抑えながら後ろを振り返ると、そこにはにこやかに笑う骸さん
「ちょ、いつの間に入ってきたんですかー?!」
どうやら骸さんがいつの間にか放送室に入ってきたようだ★
「クフフ、六道輪廻に死角なしですよ」
「(うわっ、まじうぜぇ)」
「骸様・・・(技の使うところ間違ってます)」
「さぁて、僕にも質問が来ているみたいじゃないですか(嬉しそう)」
「(このラジオが無事に終わる事なんてないのかな・・・)」
質問用紙に手を伸ばす骸
「なになに、『質問はカレードンだけ好きなんですか? PN黒曜よりむしろ雲雀さんが好き』・・・・・グシャッ」
「わっ、ちょっと、せっかく来た質問用紙に何するんですか?!」
「骸様!!」
「クハハ、確かにカレーは好きですね。しかし、なんですか、このラジオネームは?!」
「えっと、黒曜よりむしろ雲雀さんが好き・・・・あー(目をそらす」
「はぁ(・・・めんどくさい事になった)」
「クソッ、雲雀恭弥め。僕の邪魔をするなんてずうずうしいんですよ!!」
「まぁ、落ち着いてくださいよ骸さん(雲雀さんだって好きであんたの邪魔してるわけじゃないんですし)」
「そうですよ、骸様」
「もう、あれだ。雲雀恭弥ぶっ殺す」
「えぇぇぇ!!(誰、この人?!)」
「骸様、キャラが変わっております!!(なんで俺ばっかり)」
「おっと、僕とした事が・・・雲雀恭弥ごときにバタン・・・・「部外者は立ち入り禁止なんだけど」」
なんと雲雀さんが閉まっていた放送室のドアを壊して登場★
「おや、雲雀恭弥じゃ「ここから出てけ」」
「(うわー、ややこしいことになったよ。それに、私も一応部外者なんですけど、雲雀さん)」
「(・・・めんどい)ねぇ、帰って良い?」
「私も帰ろうかな・・・」
「咬み殺す」
「クフフ、僕に勝てると思っているんですか」
「馬鹿に負ける気はしない」
「言っておきますが、は渡しませんよ」
「骸さーん、別にそんな戦いしてるんじゃありませんからね!!あと、貴方のものでも無いんで、これ以上、
意味分からない事言ったら、雲雀さんが咬み殺す前に私が殺しますよー!!」
「(、言ってる事酷いから)」
「おっと、そろそろお別れの時間となってしまいました。せっかく千種くんが来てくれたのに
あんまり話せなかったのは残念ですが、まぁ、早く終わったので良しとさせて頂きます」
「骸様ー、先に帰ってますからー」
「ちょ、千種くん帰るの早いって!!置いていかないでよ!!」
「だってもう、スーパーのセール始まるし」
「え?!本気で?で、では、引き続き質問やら、その他もろもろ待ってますんで」
「「次回、会えたらお会いしましょう!!」」
「死ね」
「クハハ」
ただいま新装並盛放送室放送中です。
グダグダ感たっぷり
(2007・07・20)