「はいはい、今回のリクエストは対話ですねー。なんとメンバーは復活組から千種くんとスクアーロさんとツナですね。もうなんていうか復活側は固定メンバーになってますねー。もうこの三人が苦労人として定着しちゃってるんでしょうね。ドンマイ!」
「う゛お゛ぉい、本当にドンマイって思ってんのかぁ?!」
「凄く他人事って感じがするんだけどー!」
「めんどい」
「千種くん、めんどいとか言わないでね!それに言っておきますが、所詮私にとっては他人事ですから!」
「最悪だー!」
「ツナのツッコミは今日もよいねー。で、えっと……庭球組からは日吉と宍戸先輩をつれてきました。まぁ、本当に本当の苦労人組ですね。岳人先輩は何だかんだ言って騒ぎそうだったので連れてきませんでした。あとは、樺地も誘ったんですけど、跡部部長のお世話があるそうなので断られました」
「おいおい、跡部の世話があるって本当に言ったのかよ」
「樺地はそんな事言わないでしょう。実際、跡部さんの世話をしてたとしても。あいつはそういう奴ですからね」
「樺地は良い人だからね。確かに断られた理由は用事があるって言われただけなんだけど樺地の用事なんて跡部部長に関してが9割って言うか10割をしめるからね。まぁ、今はそんなことはさておき」
「おいておいてよいのかよぉ?」
「よいんですよ。跡部さんのことなんてどうでも良いですから」
「(跡部、お前…後輩に凄い言われようだぜ)」
「今日の話題は…苦労の元の話とかで、それぞれ雲雀さん、リボーン、骸さん、庭球先輩たちとかについて語ってもらいたいらしいです。私達に死ねと?!」
「大げさだろ」
「いやいや日吉。よくよく考えようよ。先輩達のことに語ってもらいたいってさ、滝先輩のことについても語れってことでしょ?」
「……」
「げ、激ダサだな……」
「宍戸先輩そんな事言いつつかなり顔引きつってますから」
「…俺いらなくないかぁ?ザンザスの名前もねぇし、俺いらないだろぉ」
「そんなこと言わないで下さいよ。苦労人って言ったらスクアーロさんって感じなんですから」
「う゛おぉい、ちょっと、待て!!俺はそんな理由で呼ばれたのかぁぁ?!」
「……いや、そんなこと」
「ちゃんと人の目を見て話せぇ!」
「ほらほら、スクアーロさんこんなことはなしてないで早く話題について語らないといけませんから、ね?」
「それもそうだね。でも、俺リボーンのことなんて語れないよ……何処で見てるか分からないし」
「それを言うなら滝さんも同じだな」
「……じゃあ、まぁ、そのバレそうな奴のことについては語らないでおこうぜ」
「それは、賛成……骸様はどうだろう」
「骸さんはまぁ、バレたら面倒くさいけど諸悪の根源でもあるから語ったほうが良いんじゃない?それに千種くんもあんな人と四六時中一緒にいるからストレスもたまるでしょう?」
「(あんなのって言われてますよ、骸様…)」
「えっと、じゃあ、まずは雲雀さんからだね。庭球組にも分かるように一応キャラ紹介だけしておくよ。雲雀恭弥、並中の風紀委員長で不良の頂点の上に唯我独尊な人で、年齢不詳。」
「人の群れを見つけたら直ぐにトンファーで殴るんだよね」
「それは人としてどうなんだ」
「あの人は人であって人じゃないんだよ、日吉。もうなんていうか修羅ってやつ?」
「なんだよそれ」
「だっていつも風紀の仕事手伝わされてますし、労いの言葉なんて一切なし。あるのはたまに優しい草壁さんが応接室まで持ってきてくれるだけですよ?!私本当ただ働きしちゃってんだろ……!家に帰ってもやらないといけないことがたくさんあるっていうのに!」
「、元気出して」
「千種くん……!ありがとう!もう本当長い間あの骸さんと一緒にいたのに千種くんのこの性格がひねくれなかったことだけが救いだよね。まぁ、犬くんもある意味素直には育ったけど」
「(骸様は俺達の親じゃないから)」
……無情にも千種の心の声はには届かなかったようだ。
「えっと次は骸さんだね。これもキャラ紹介しとかないといけないよね……なんていったら一番分かりやすいかな。変態?」
「(骸お前ぇぇぇ!)」
「(…う゛おぉい、キャラ紹介がそれって可笑しいだろぉ!!)」
「(俺、あの人についていったの間違いだった……?)」
「「(変態って……)」」
「まぁ、これだけじゃ日吉も宍戸先輩も分からないと思うからなんていうか、あれだな。一番分かりやすい例としては忍足先輩」
「「あぁ」」
「納得しちゃうの?!」
「(そう言えば、あの時もそんなこと言ってたなぁ)」
スクアーロはそのとき40万ヒット質問返答の時のことを思い出していた。確かにあの時忍足という人間と骸はどちらが変態かと言う質問がきていたはずだ。彼女はその質問にどちらもだ、と答えていたはず。……僅かに忍足と骸に同情心が沸いてくるスクアーロだった。
「もうさ、なんか色々相手にするのも疲れるって人いるよね!」
「それが、骸様?」
「大正解!」
「(言い切ったー!)」
「……まぁ、忍足さんも人としてどうかと思うことが多々あるからな」
「まったく忍足の奴激ダサだな」
「(後輩とか仲間からこんなに言われるってどれだけの人なんだよ!)」
「あとは、まぁ、語り合って欲しいらしいんだけど……千種くん、骸さんのことに関してなんかある?って言うか絶対にあるよね?」
「、少し脅してるように聞こえるぞ」
「だって、脅しでもしないと千種くん中々いってくれないんだよ。ほら、大丈夫。骸さんは今はいないし、骸さんに何かされそうになったら私滝先輩にちゃんとのろいのやり方、相手を懲らしめるやり方聞いてくるからさ!」
「ちょっとまてぇぇぇ!!今呪いのやり方って言っただろぉぉ?!」
「え、えぇー、そんなこと言ってませんよ?」
「どもってる時点でバレバレだぜ?」
「まぁまぁ、そんなことはさておき今は千種くんの話ですよ。言った方が楽になるよ?変態には困ってますって」
「だから脅すな」
「でも言ってもらわないとリクエストに答えられないし、じゃあ日吉が語ってくれるの?」
「俺が、か?」
「そう。先輩達のことに関して、普段苦労してること」
「フン。一杯ありすぎて困るくらいだな。」
「(……俺達、後輩の教育どっかで間違えたのか……)」
「忍足さんに関しては、氷帝の恥さらしだろ。まぁ、それは跡部さんに関してもだが。向日さんは極まれに良い人だと思うこともあるが基本あの人は馬鹿だからな、俺に迷惑をかけるのだけはやめてもらいたい。あとは芥川さんと跡部さんには樺地はあんた達の世話係じゃないということを分かっているのか聞きたいくらいだな。それに言わせてもらうのなら先輩だけじゃなく、鳳もどうにかならないんですか宍戸さん?いつも、宍戸さん宍戸さんって俺の身にもなってほしいですけど」
「長太郎……お前……!」
「……なんか、今の日吉の話聞いてたら本当に日吉ってSだなってつくづく思ったわ」
「、テニス部大変って言ってたけど、こんなに大変だったんだ」
「こいつらの世話もして、マネージャーもして大変だったんだなぁ」
「俺は骸様と犬だけの相手してれば良いけど、は……」
「え、ちょ、そこの三人、なんでそんな哀れんだ目で私を見てるんですか?!なんかデジャブなんですけど!愚痴大会(平凡復活短編部屋参照)の時もおんなじ感じで見られてる気がするんですけど!私言っておきますけど、自分が一番苦労しているなんて認めたくもないですから……!」
「まぁ、頑張れよ」
「日吉に応援されるとか珍しすぎて、恐いんだけど」
「お前の話を聞いたら同情してな」
「ひど…!日吉、気づいてる?!その一言がかなり私の心をえぐったってことを」
「いや、俺には関係ないからな」
「本当、S!あんたはやっぱり、ドのつくSだよ……!」
「俺だって一年の時からあの人たちを相手にして疲れてるんだ」
「若……お前、本当にあいつらのこと先輩と思ってるか?」
「思ってるか思ってないかと聞かれたら思ってませんが、世間的には先輩には代わりありませんからそこは理性でちゃんと先輩と思ってますよ」
「思ってないって言ってるから!って、あ、ひぃぃ、ごめんなさい!(今すっごい睨まれたー!)」
「ツナ、日吉は睨んでないからね。ただ目つきが悪いだけ」
「、お前俺に喧嘩売ってるのか?」
「まさか実家が古武術を教えてる日吉に喧嘩なんて売るわけないじゃん。事実を言っただけ、で、別に忍足先輩みたいに目がエロそうだなんていったわけじゃないんだから怒らなくても良いでしょ?」
「……それもそうだな」
「(忍足、お前どんな目でのこと見てたんだよ)」
「(そう言えば、前が骸様に目がエロそうって言ってた気が)」
「(やっぱり俺いらなくないかぁ?)」
「お、俺のほうこそごめん!俺がついつっこんじゃって……!」
「いや、お前は悪くない。俺のほうこそ悪かったな。」
「やっぱりツッコミ同士はこうすぐに仲直りって言うか、仲良くできるよね。変態同士は同属嫌悪しちゃうからね。良い例としては骸さんと、吾郎だけど」
「忍足と仁王とかもそうかもな」
「宍戸先輩中々良い例だしますね。確かのあの二人も同属のせいか、嫌悪しちゃいあってますからね」
「じゃあ、雲雀さんと骸も?」
「……雲雀も、変態、なのかぁ?」
「え、いや、それはない、と思いますよ。あ、でも、あの人ロリコンだからな」
「はまだそのネタを引っ張るつもりなの?!イーピンのことは違うからね?!」
「あ、そうなの?でも、絶対雲雀さんはロリコンだと思ってたのに」
「雲雀恭弥と骸様はただのいがみ合いみたいなものだと思うけど」
「ま、二人とも並盛の秩序狙ってるからね!いや、雲雀さんにしては、もう並盛の秩序は自分だけど。とりあえず、言えることはそんな人たちには近寄りたくありませんってことだよね」
「う゛お゛ぉい、正直すぎるぞぉ」
「それにには近寄らないなんてことできないんだろ?」
「まぁ、ね。私の苦労はこれからも続くのか……!」
「あきらめろぉ」
「ちょ、スクアーロさん薄情すぎませんか?!諦めろって、酷すぎますよ!」
「最近は俺のほうも大変なんだぁ……」
「あ、えっと、……お疲れ様です」
「就職するのも考え物だな。」
「そうだぞぉ、お前ら。ちゃんと就職場所は考えろよぉ?横暴な上司やら、クソ生意気な仲間をもつと大変だからな」
「今の言葉、絶対忘れねぇは、俺」
「なんか、凄くスクアーロさんの言葉に今賛同できますよ私。」
「(……普通の職場とヴァリアーを一緒にしたら駄目だと思うんだけど)」
「(俺もあんまり変わらないような気がする)」
「ちょっと、雰囲気が暗くなってきましたけど、今日はここで解散ですよ。」
「若、お前も自主練やるだろ?一緒にやろうぜ」
「はい」
「えっと、俺はこの後は……明日までの数学の問題やらないと。またリボーンにこってり絞られないといけないのか」
「…俺も今から仕事だぜぇ。本当は今の時間、仮眠するはずだったんだけどなぁ。最後の最後まで俺いらなかったと思うだけどよぉ」
「す、スクアーロさんそんなことありませんからね!最後の言葉は良い教訓になりましたから!」
「そうかぁ。はは、それなら良かったぜぇ」
「(ちょっと、スクアーロさんが壊れた……!)えっと、ち、千種くんはこのあとは?!」
「俺は買い物。晩御飯の準備あるから」
「じゃあ、私も一緒に行くよ!私も晩御飯準備しないといけないしね。」
「……オー人事に電話するかぁ」
(2008・11・06)
|